ARTURIA – ARP2600 V – USER’S MANUAL
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7 サウンド・デザインの基礎知識
この章では、5 つの例を使用し、実際の音色作成やシーケンスの組み方を説明しています。この章は
大きく分けて以下の 2 パートに分かれています。まずは簡単な例からはじめ、徐々に複雑なものへと
解説していきます:
• 第 1 パートはサウンド・メイキング(音色作成)について説明します。ここでは、最も基本とな
るパッチング(オシレーター→フィルター→アンプ)から始め、より複雑な音色作成(複数の
VCO, VCF, VCA,エンベロープを使った音色)までを紹介しています。
• 第 2 パートはシーケンサーの使用例を紹介します。
7.1 サウンド・シンセシス
7.1.1 簡単なパッチング
まず初歩的なモノフォニック音色のプログラム方法です。この例では次の 4 つのモジュールを使用し
ます:
• 2 基のオシレーター(オシレーター1、2)
• 1 基のローパス・フィルター(VCF)
• 1 基のアンプ(VCA)
• 1 基のフィルター用 ADSR エンベロープ
これらのモジュールを使用することで、減算方式シンセサイザーの基本パッチングをおこなうことが
できます。
音色設定の例
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