ARTURIA – ARP2600 V – USER’S MANUAL
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4.4.6 MIDI コントロール
アープ 2600 V の多くのつまみ、スライダー、スイッチは、外部 MIDI コントローラーによってコント
ロールすることができます。この機能を使用する場合は、まず使用する MIDI 機器がコンピューター
に正常に接続されているかを確認し、シーケンサー、もしくはアープ 2600 V 側で接続された MIDI 機
器からの MIDI イベントを受信できるように設定しましょう。
アープ 2600 V に設定した MIDI チャンネルで送信された MIDI イベントを受信する例を紹介しましょう。
MIDI チャンネルという概念はシンセサイザーにおいては全世界的な標準規格として定義されており、
シーケンサーやアープ 2600 V でも同様です。アープ 2600 V は、120 もの MIDI コントロール信号を受
信し、それぞれのコントローラーに任意のコントロール・チェンジ・ナンバーをアサインすることが
できます(仕様上、使用できないコントロール・ナンバーもあります。例:0、32、64 など)。
MIDI コントロールを設定は、はじめに Windows の場合はコンピューターのキーボードにあるコントロ
ール・キー(Ctrl)、Macintosh ではコマンド・キー(Command)を押しながら任意のつまみをクリッ
クしてください。下図のような MIDI コントロール設定ウインドウが現れ、MIDI コントロール・ナン
バーを選ぶことができます。さらに”Learn”(学習)ボタンをクリックし、MIDI 機器のつまみやスラ
イダーなどのフィジカル・コントローラーを操作することで自動的にアサインすることもできます。
この場合、各フィジカル・コントローラーに設定されているコントロール・ナンバーが自動的に設定
されます。つまみの MIDI コントロールを解除するには、MIDI コントロール設定ウインドウ内
の”Active”(作動中)チェックボックスをクリックし、チェックマークを消してください。
MIDI コントロール設定ウインドウ
アープ 2600 V のパネルに描かれている文字(モジュール名など)はあらかじめ内部接続されている
モジュールを示しています。スライダーやつまみを操作することでパネル文字によって記載されてい
るモジュールのパラメーターを変化させることができます。ケーブルによってモジュールをパッチン
グした場合、スライダーやつまみは内部接続されているモジュールとは関係なくパッチングによって
接続したモジュールのパラメーターを変化させることになります。
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