ARTURIA – MOOG MODULAR V2 – USER’S MANUAL
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7.1.4 複雑なパッチング その 2
4 つ目の例では、さらに違ったモジュレーション方法について紹介します。この例では、以下のモジ
ュールを使用します:
4 基のオシレーター(2 基目のオシレーターは 3 基目用のシンク・モードで使用します)
1 基のホワイト・ノイズ
3 基のフィルター(ローパス、ハイパス、バンド・パス・フィルター)
2 基の VCA(ステレオ)
3 基のオグジュアリー・エンベロープ
3 基の LFO(2 基の LFO 専用モジュールと 1 基のオシレーターを LFO として使用します)
さらに、ディレイとコーラス・エフェクトも使用します。表現に富んだアンビエント・サウンドなの
で、モノフォニック/ポリフォニック問わずに使用できる音色になります。
パッチング完成図
この例も「簡単なパッチング その 2」をもとにパッチングを始めていきます。
► オシレーター3 とオシレーター4 の 出力ジャックを、それぞれミキサーVCA の 3、4 番目に接
続します。
► オシレーター4 の «range» を 16 に設定します。これでこのオシレーターのみ、他の 3 つのオシレー
ターよりも 1 オクターブ高く演奏されます。これによって音色に高周波数の成分を付加することが可
能になります。
► ホワイト・ノイズを 3 基目のフィルターに接続し、フィルター・タイプをフィルター・カップラー
(FILTER COUPLER)に変更します。このフィルターは 2 種類のモードで使用することができますが、
ここではバンド・パス・モードを選択してください。このフィルターはホワイト・ノイズのレゾナン
スを作るときに便利です。
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